あなたのエンゲをチェック |
ツバでむせた |
錠剤が飲みにくい |
食後に痰がからむ |
食事に時間がかかるようになった |
体重が減った |
”ちゃんとごっくんできとるか?"
食べる力・飲み込む力はパワーアップできます。日野市は、「のど・口をきたえていつまでも元気に」をスローガンに摂食嚥下機能推進のため活動しています。
当院院長がひのカメカメごっくん大作戦協議会の会長を務めています。
先ずは現在のエンゲの状態をチェックしましょう
嚥下の機能低下
飲み込む力(嚥下機能)は加齢とともに少しずつ変化してきます。40〜50代でもツバでむせたり食事中にせき込むことが出てきます。そういった軽い嚥下機能低下から
ガンや脳血管障害など病気による重度の嚥下障害までさまざまです。エンゲのチェック項目で何か気付くことがあれば嚥下内視鏡検査がお勧めです。
嚥下内視鏡検査の実際
直径3mm程度の細い内視鏡ですので、ほとんど刺激なく受けられる検査です。内視鏡を鼻からのどに通して舌の付け根(中咽頭)、食道の入り口(下咽頭)、声帯付近(喉頭)を観察します。ガンやポリープがないか、
唾液や痰の貯留、声帯の運動、喉頭の反射運動を評価します。次いで着色水を飲んでもらい通過していく状況・残留・喉頭への流入をチェックします。
検査は特別な前処置を必要とせず5分程度で済みますので予約なしで受けられます。
往診でも検査可能
当院ではポータブルビデオ内視鏡システムを備えており、往診でベッドサイドで嚥下内視鏡検査ができます。
嚥下機能の低下状況に応じた対応が必要です
飲み込みが悪くなったからといって「軟らかいものを食べればよい」、「トロミをつければよい」という対応だけでは飲み込みを改善することにはなりません。
軽度の機能低下であれば飲み込みの筋肉を鍛える体操(エンゲの筋トレ)をお勧めします。中等度以上の場合は体操に加えて、
食物の形態の工夫・食事の制限・嚥下機能改善手術など、いろいろな方法を組み合わせて行います。
嚥下機能は体力・呼吸機能・免疫能などの全身的な能力と影響し合っているので、全身状態を考え合わせた上で方針を決めます。